痛みの行方

ことほ

2011年07月30日 04:27

最近、呼吸が浅くなり、血圧異常の兆候が
みられる方が、増えてます


ちゃんと睡眠時間は、充分確保してるから、疲れるはずがない!
私は元気です!どっこも悪くないです!!
健康を過信されてる方が、いらっしゃいますが、

なんだか、息苦しいと感じていませんか?

息を吸っても吸っても、吸い足りない感じ・・・
朝起きたら、首や腰が痛くて、全身ダルくて・・・
頭もすっきりしない・・・

普段、冷房が効いた店舗や室内勤務の方も、
外出したり、お客様のお見送りに、
ほんの一瞬外に出ただけで、血管が広がります。

心臓に負担が掛かり、動悸・息切れ・めまい・不整脈・・・
片頭痛の発作を起こされる方も、増えています。

今年は、経費節減やエコ活動のため、
冷房の設定温度が高く、室内で働かれている
銀行員さんの中には、ずっと座っているにも関わらず
「熱くて気分が悪くなる」と言われている方もいらっしゃいます。

車で移動される方も、車中と屋外の気温差で、
血管が収縮したり、弛緩したりを繰り返しますので、
意識の無いまま、疲れがたまっていきます。

人間が適応できる、気温差は5度までだと言われています。
それ以上の温度差は、自律神経に変調をきたし、
心身の不調の原因になってしまいます。

腰痛の方も増えていますが、
今までギックリ腰になってないからと言って、
「これからもならない」とは、決して言えません。

肩こりから、肩関節の動きが妨げられ
40肩・50肩の兆候が出られている方も、いらっしゃるし、

何より、どれだけ全身が過緊張を起こして、
膝が上がらず、猫背で足を引きずって、
よろよろした感じで歩かれている方も、目につきます。

痛みは、身体からのシグナルですが、
余りに疲れすぎたり、気力で身体を
コントロールしているときは、
脳疲労も溜まり、痛みに対する感性が鈍って、
凝りや痛みを感じにくくなっていきます。

気力で、身体が動いている、危険な状態です

ぎっくり腰のきっかけは、様々です。
歯磨きをしていて、うがいをする時、水を吐き出した姿勢でグキッ
トイレから立ち上がる時に、グキッ
車の乗り降りでグキッ
朝目が覚めたら、グキッ
重い荷物を抱え上げたり、小さなお子さまをお持ちの方は、
お子さまを片手で抱っこし、片手で色んな事を、こなしてしまう。

首の寝違え状態もそうです

長期間の慢性疲労の蓄積で、身体にギリギリまで緊張が続き、
何らかのきっかけで、ギクッと
なってしまうのです

腰痛も、単純に腰が悪くて痛む場合と、
骨盤や身体の歪みが招くものか、
内臓疾患から、腰痛がひどい方もいらっしゃいます。

舅は胃潰瘍で、若い頃手術をした時に受けた輸血でB型肝炎に
感染し、肝硬変から肝臓ガンになり、19年前に他界しました。

私の父は、肺ガンで最後は院内感染から、
肺炎で呆気なく、10年前に他界しました。

二人に共通していたのは、腰痛です。

トリガーポイントと呼ばれる、内臓から離れた表面に、
内臓から来る痛みが出る、ポイントがあります。

昭和の頑固親父で、偏屈だった二人は、「気力で治す」が口癖でした。
父に関しては、「肺と腎臓に反応が出てるし、爪も白く変色してるから、
病院に行って!」と何度言っても
「かかりつけ医で、レントゲンも取ってって気管支炎の薬を
貰ったから良い」
「先生に悪いから、よそに行けん」と、セカンドオピニオンを聞き入れて頂けず、受けて貰えず

総合病院に転院したのは、後手後手になりました。

体力を過信しない事

心と身体は一体です。
どちらかが不調になったら、
どちらにも共鳴し合ってしまいます

私は、中二の時に罹った、突発性側弯症と長年の付き合いなので、
姿勢を正しく保つことで、ゆがみの補助をしています。

子育ての時期、1週間くらい殆ど寝ずに、駆け回っていたので、
今頃、ガクッとしっぺ返しが来ています

呼吸を深くすいこみ、深呼吸。
心も身体もデリケート。
そして、正直です。
前日の不摂生が、翌日身体に現れます。

「病は気から」とは、言いますが、それだけじゃありません


よく、倒れるまで気付かない方がおられますが、
体力を、侮るなかれ

くれぐれも、お身体ご自愛くださいませ・・・


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