極楽とんぼのヤゴ日記

食べる事は、生きる事

食わず嫌いで食が細く、

虚弱体質だった子ども達に、よく言っていた言葉

「世界中には、美味しい物が沢山有るんよ

毎日違う物を食べても、食べきれん位の珍しい物も、沢山有るんよ。

だから、色んな物を試してみないと

見ただけで食べてみなかったら、美味しいかどうか判らんよ

一口食べてみて、美味しいと思ったら『美味しい』

って言って、沢山食べて

そしたら、作ってくれた人が喜んで、

もっともっと美味しい物を作ってくれるから

一口食べてみて、もし口に合わなかったら、黙って残しなさい。

それは、美味しくないんじゃなくて、あなたの口に合わないだけ。

『まずい』なんて言ったら、

せっかくあなたの為に、一生懸命作ってくれた人に失礼だから、

絶対に、口に出したらダメよ

何でも一口試してみないと、味は解らんよ。

知らんかったら、自分の損

色んな事をいっぱい試してみて、楽しまないと」


口をすっぱくすっぱ～くして、言い聞かせたから、

成長するにつれ、二人とも、食わず嫌いが減って来て、


大人になった今、長男は何でも「美味しい」と言って食べるようになり、

二男は、自分の食べたい物をチャチャッと作ったり、

気が向くと、家族の分まで、チャーハンやらカレーやら作ってくれたり、

たまにホットケーキやフレンチトーストを作ってくれたり・・・

彼女にねだられて、お弁当を作ってたのには、ビックリ


ここまで来るには、壮絶な闘いの日々

長い長い年月がかかったけど・・・


食事の時、余りに追い詰め過ぎると、

偏食の子どもにとって、食事が苦痛の時間になってしまいます。

目の前に、栄養バランスを考えた物を、

沢山並べているにも関わらず、栄養失調になる可能性も有ります。


なだめすかして、何とか一口食べさせた途端、

噴水の様に、戻す事も多々有り・・・

情けない思いをしながら、片付けた事も、数えきれない程



毎食、見た目も味も工夫しながら作っているにも関わらず、

何も知らない、心ない人から、

「お母さんが、子どもが喜ぶ様な、

美味しい物を作らないから、食べて貰えんの」

なんて言われて、随分落ち込んだ事も・・・


子育ては、我慢と葛藤と忍耐

一生懸命にやっていれば、なるようになる

なるようにしか、ならない

大丈夫何とかなるものです